2016.02.13 Saturday
BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族
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評価:
クリストファー・マクドゥーガル
日本放送出版協会
¥ 2,160
Amazonランキング:
1581位
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2016.02.04 Thursday
「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力
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評価:
キャロル S.ドゥエック
草思社
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(2008-10-27)
Amazonランキング:
33376位
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マインドセットは、日本語に訳せば「考え方」ということになります。「マインドセットを変えれば人生が変わる!」と言われれば「えっ!どういうこと?」という気持ちにもなりますが、「考え方を変えれば人生が変わる!」と言われれば「そりゃそうでしょうよ」という残念な反応しか返ってきません。ここは訳さない方が良いのかもしれません。
「The Upside of Stress」は、「ストレスは体に悪い」というマインドセットを見直して、「ストレスは体に良い場合もある」というマインドセットへの移行を提唱している本ということができます。そういう片付け方をすれば、この本「MINDSET」もマインドセット一般を論じているわけではなくて、「こちこちマインドセット(fixed-mindset)」から「しなやかマインドセット(growth-mindset)」への移行を提唱している本です。2006年に書かれておりますので、その頃はマインドセットという言葉も新しいものだったのかもしれません。
人間を有能・無能と決めつけないで、日々変化し得る存在と捉えましょう(実際、そうなのだから)ということです。
あの人はできる人とかあの人はできない人とレッテルを貼らない。できないのは今だけ。これから頑張ればできるようになる。自分を無能だと決めつけない。できないのは、まだ努力が足りないから。
「ほめる」教育が推奨されていた時期がありましたが、大切なのは「ほめる」ことではなくて、「あるほめ方をする」ことなのでした。これも「しなやかマインドセット」で説明することができます。つまり、「あなたはお利口なのね」というほめ方ではなくて、「頑張ったからできたのね」というほめ方。
「しなやかマインドセット」によって、教育のみならず対人関係も改善していくことが本書では示されています。
正直爺さんと意地悪爺さんのように、二つのマインドセットを対比して説明しているので分かりやすいです。