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評価:
NHK取材班
中央公論新社
¥ 720
Amazonランキング:
41645位
Amazonおすすめ度:
「空海の風景」の理解の一助となり、ともに、楽しめる1冊です
空海の現代における意味を考える
真言宗の入門としても
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評価:
司馬 遼太郎
中央公論社
¥ 720
Amazonランキング:
19293位
Amazonおすすめ度:
巨人「空海」の実像に迫る
功罪相半ば…。
司馬さんのフィールドワークと一次資料の活用に感動します。
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評価:
司馬 遼太郎
中央公論社
¥ 780
Amazonランキング:
19005位
Amazonおすすめ度:
空海とはどんな人であったのか…
空海そのものより空海を取り巻く風景、特に最澄らを描いた歴史考察
人間臭い「空海」を再現した著者渾身の1冊です
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「プロローグ『空海の風景』への旅はこうして始まった」を読みました。
考えてみると、私は司馬遼太郎の本を一冊通して読んだことが一度もありません。司馬遼太郎にはNHKの「街道をゆく」から入ったものですから、一部抜粋の文章にばかり慣れていて、ところどころ映像が入ってこないと物足りない。でも、あの文章の独特な雰囲気は好きです。
NHKの「街道をゆく」の映像に朗読を入れていくというスタイルは、司馬遼太郎自身がこだわったもののようです。
ドラマの形にしてしまうと脚本化の作業が間に入りますから、原作が見えてこないことが多いです。好評の大河ドラマ「風林火山」にしても「天地人」にしても、原作があっさりしているのが幸いしてか、脚本家の腕の見せ所が多く、大河とは思えないくらいに面白いお話になっています。
それはそれでいいのですが、原作が面白い場合にはドラマにしてしまうのはもったいない。新鮮な魚は刺身の方がいいじゃないか、ということです。
司馬遼太郎の最高傑作と言われるこの作品、NHK取材班の本と読み比べながら、ゆっくりじっくり、旅していきたいと思います。
《つづく》