2012.04.24 Tuesday
神秘主義の人間学
言わんとしていることは同じなのかもしれませんが、それぞれの人物という違った方向から光を当てることによって、また見えてくるものが違ってくるかもしれません。
「はじめに」は、「いつの頃からか、誰に教えられるともなく、瞑想のひとであった私は…」という書き出しで始まり、著者自身の人物像にも光が当てられています。
書かれたのはこの本の方が古く、順序が逆になりましたが、今まで読んだことを確認しながら、新しい発見もあろうかと思います。
《以下引用》
さて、ここに取り上げた宗教的思想家は、それぞれの時代、文化、宗教の違いがあり、このような取り上げ方にご異存があるかもしれないが、どれも、何もすることがない、また何もする必要のない我が魂のすさびに認められた、言わずもがなの繰り言に過ぎない。それでは私は何を試みようとしたのかと言うと、ここかしこに点在する珠玉から一握りを掻き集め、それに私という一本の糸を通すことによって、ひとつのネックレスに仕立てあげ、そこに通底する宗教的要請、つまり、現代が逢着する問題の所在と原因(それはいつの時代も変わらないのだが)を詳らかにし、かつ自由への道を明らかにしたうえは、われわれ自身がその道を辿るのでない限り、決して真理は開示されては来ないという、ただ、それだけのことを言わんがためであった。
《引用終わり》
楽しみです。









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